湯シュランについて
温泉の「お湯の価値」を正しく評価し、未来へつなぐ。
使命
日本は世界の火山の約7%が集中する温泉大国です。けれど、温泉を選ぶとき、「浴槽に届いているお湯のクオリティ」を基準にしたことはあるでしょうか。施設の規模や設備、サービスは語られても、お湯そのものの価値は、これまで正しく語られてきませんでした。
一般社団法人湯シュランは、源泉から浴槽に届くまでの「お湯そのものの価値」を、利害から独立した立場で評価・認定する非営利団体です。分析書の読み解きに加え、専門家が現地を訪れ、源泉から浴槽までの距離・時間、加温・加水・循環・消毒・清掃の状態を確かめます。
湯の価値を可視化し、温泉文化を次の世代へ、そして世界へ。それが私たちの使命です。
代表挨拶
日本には、それぞれ異なる成り立ちや個性を持つ、多種多様な温泉があります。泉質や含まれる成分はもちろん、温度、湧出量、湧出の仕方など、源泉の特徴は一つひとつ異なります。しかし、そうした違いや奥深い魅力は、利用者に十分伝わっているとはいえません。
また、素晴らしい源泉を持ちながら、その湯を守り続けるために多くの時間と労力を費やし、ときには厳しい自然環境の中で、並々ならぬ情熱と愛情をもって源泉を守り、丁寧な管理と提供を続けている温泉宿や施設があります。
それにもかかわらず、その価値が十分に伝わらないまま、知られることなく、ひっそりと姿を消していく温泉もあります。
湯シュランが目指すのは、そうした目には見えにくい“お湯の価値”を見える化し、そこに光を当てることです。
「今日は、お湯で温泉宿を選んでみよう。」
そんな新しい温泉選びがあってもいいと、私たちは考えています。
湯シュランが目指しているのは、すべての温泉を一つの基準だけで比べ、単純に優劣をつけることではありません。
これまで十分に評価されてこなかった、「お湯の質や個性」という新しいものさしを、温泉選びに加えること。
この湯シュランプロジェクトによって、温泉を営みとされている事業者の皆さんが、自らの温泉の個性や価値をあらためて見つめ、自信と誇りに変え、その魅力を正しく伝えるきっかけをつくる。そして、温泉の利用者は、一湯一湯に個性の違いがあることを体感し、自分の好みや目的に合った温泉を選べる環境をつくる。
さらに、湯シュランプロジェクトに関わることで、温泉に関する知識を提供する場をつくり、日本人の温泉リテラシーを上げ、世界一の温泉大国である日本の温泉の価値や魅力に気付くきっかけを作りたい。
そして何より、素晴らしい源泉と、その湯を守り、磨き、受け継いできた人々の営みに光を当て、その価値を次の世代へつないでいく。
それが、湯シュランの使命です。
温泉の“お湯の価値”を、正しく評価し、未来へつなぐ。
湯シュランは、温泉選びに新しいものさしを加えることで、日本の温泉の多様性と奥深さを伝え、世界に誇る温泉・入浴文化を未来へ継承していきます。
一般社団法人湯シュラン 代表理事 北出恭子
事業内容
評価・認定
情報収集・分析、現地調査、専門家評価の三段階で、湯の価値を確かめ認定します。
アワード
認定結果を「湯シュランアワード」として年に一度発表し、国内外へ発信します。
MAP・情報発信
認定施設を探せる湯シュランMAPと、施設から届く旬の情報を会員へお届けします。
会員・地域連携
賛助会員・温泉地・研究者・事業者と協働し、温泉文化の継承と地域の持続的な発展を支えます。
2026年の取り組み
創設クラウドファンディング
湯シュランの始まりを支える創設メンバーを募ります。ご支援は創設0期アワードの開催、公式サイト・MAPの制作、2027年の全国調査に充てます。
湯シュランアワード2026(オンライン)
創設0期の認定施設を発表します。第1部は無料でご覧いただけます。
湯シュランMAP
認定施設を地図から探せる賛助会員向けサービスを公開しています。
ロードマップ
創設0期
法人設立。評議委員会の発足、創設クラウドファンディング、湯シュランアワード2026の開催。
全国調査とインスペクター制度
全国の温泉を対象にした調査を開始し、インスペクター制度を本格運用します。
国内外への発信
認定制度を継続し、日本の温泉文化の価値を国内外へ伝えていきます。
評価基準の詳細と認定施設一覧は、アワードサイト(yuchelin.org)でご覧いただけます。
yuchelin.org →